団塊世代いわろう恋愛詩集 2020年06月

団塊世代の＜いわろう＞の恋愛詩集です。人生は一度しかない! されど、人生における恋愛は一度ではない！恋愛は逝くまで現役だ！

あなたはぼくに
ぼくはあなたに
人間の温もりと
性の悦びを
確かめるために
逢いに来る

男として
女として
そして
人間として
生きる慶びを
賛美し合うために
ぼくたちは
いつも逢いに来る

お互いの語らいは
いつもの通り
お互いの乾ききった
こころに流れ込み
お互いのあしたを生きる
滋養となる

見上げた
あなたの顔を覆う
あなたの黒髪を
あなたは構うことなく
悦びに浸っている

ぼくは
そんなあなたを
見上げながら
生きてる慶びと
男の悦びを
同時に味わい
心地よく果てる
そして
あなたは
心地よく眠った

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[2020/06/27 14:10] | いわろうの恋愛詩集 | トラックバック(0) | コメント(0)

あなたとぼくの関係

脈打つ愛の糸で織りなす
あなたとぼくの
互いのこころ模様は
とても鮮やかな色彩に
みるみる
変貌してきたようだ

芽生えて育てた
互いへの愛情は
僅かなる音もたてずに
互いのこころの中へ
移行し増殖し
互いの将来へ繋げている

万が一
愛し合い方の定石が
あるならば
多分
ぼくとあなたの
愛し合い方は
その対極に位置するだろう

独自なる
この関係維持は
あなたとぼくにしか
続けることが出来ない
特別な業なんだろう

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[2020/06/24 22:09] | いわろうの恋愛詩集 | トラックバック(0) | コメント(0)

寝顔

ぼくの腕の中で
軽い寝息を立てて
眠りについた
あなたの顔を
ぼくはずっと眺めていた

整ったお人形さんのような
可愛いあなたの顔を
限られた薄明かりの中で
目を凝らしながら
ぼくはずっとずっと
眺めていたんだ

瞼に息を吹きかけたい
唇を指先でなぞりたい
この頬を
ぼくの両の掌で包み込み
深い口づけがしたい

ぼくはただ
眺めているだけでは
いられない
悪戯ごころが芽生えて
来てたけれど

ぼくはずっとずっとずっと
ただただ
眺めては
幸せ感に浸っていたんだ

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[2020/06/23 13:27] | いわろうの恋愛詩集 | トラックバック(0) | コメント(0)

それで全て叶う

山にも登った
海へも行った
ドライブもした
ボーリングもした
展覧会にも行った
観覧車にも乗った
牧場にも行った

あなたのために唄も作った
初冬の公園でその唄を
二人して唄いもした

そうそう
それに
映画の夫婦役で
共演もした

映画も観た
演劇も観た
コンビニで
そしてスーパーで
夫婦気取りで買い物もした

誰にも侵すことのできない
二人の世界は
それなりに
確立している

でも
それはいつもいつも
さよならのある
細切れの
ほんのひとときだ

二十と四時間
朝昼晩
ずっうと一緒にいたことが
いまだにない

たった一日だけでいい

あなたと
二十と四時間
朝昼晩
過ごせたら
もうぼくの夢は
それで全て叶う

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[2020/06/20 11:11] | いわろうの恋愛詩集 | トラックバック(0) | コメント(0)

意識

あなたという女（ひと）を
意識のど真ん中に
置いたとき

この世の事象の
ほとんどのことが
容易く許容できるようになる

少しばかりの
理不尽な仕打ちにでも
軽く笑みで交わせるし

真っ向から
激突してくる意見だって
冷静な平常心で
対処することが出来る

そうさぼくには
あなたという女（ひと）がいる
そんな風に
意識のど真ん中に
置きさえすれば
ぼくという男は
本来の男以上になりうる

ぼくにとっての
あなたは
気づかないだろうけど
そんな神通力が
備わっている

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[2020/06/18 07:00] | いわろうの恋愛詩集 | トラックバック(0) | コメント(0)

終わりがない

愛するから愛される
そして更に愛する
そして更に愛される

あなたとぼくの愛は
まるで
メビウスの輪の表面を
なぞるように
次から次へと
湧き起こる感情で
終わりがまるでない

どこまで行っても
始まりのようだ

愛したから愛されたのか
愛されたから愛したのか
どちらも違うようで
どちらもその通りのようで
もうよくわからない

そもそも愛するという
エネルギーが
どこからやって来るのやら
それ自体
皆目わからない

わかっている
確かなことは
お互いが
いま愛し合っている
ということだけだ

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[2020/06/14 16:14] | いわろうの恋愛詩集 | トラックバック(0) | コメント(0)

もしも

もしも
あなたと
巡り逢っていなかったら

あなたの愛のしとねに
横たわり
こころ豊かにさせる
素晴らしい
こんなときの流れを
知らずにいたのでしよう

あなたの細やかな心根と
緩やかに語り合い
柔らかで温かな
あなたの指先の感覚を
全身で味わうなんてことも
生涯知らずにいたのでしよう

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[2020/06/13 14:08] | いわろうの恋愛詩集 | トラックバック(0) | コメント(0)

ときとして

あなたを思い
めぐらせば

ときとして
若き日に
ラデッキー行進曲を
初めて
聴いたとき
味わった
あの高揚感が
また蘇る

ときとして
若き日に
ハイネ詩集を
初めて
開いたときに
ふるわせた
こころのときめきが
また蘇る

そして
ときとして
若き日に
ヘッセにふれては
苦悩ばかりしていた
青臭い青春が
ふつふつと
またまた
迸って出てくる

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[2020/06/11 07:17] | いわろうの恋愛詩集 | トラックバック(0) | コメント(0)

時間

あなたと共に過ごす
ほんの短い時間は
ぼくが一番
ぼくらしく
いられるときだ

ぼくという人間が
成り立っている
全ての構成物

偏狭な頭脳や
矮小な魂や
未発達で脆弱な心根や

錆びかけた歯車のような
ぼくの全ての構成物を
あなたは
一切合切
肯定してくれるんだから

愛されるということは
なんと
充足感があり
陶酔感に満ち
比類なき幸福感に
包まれることだろう

こころから愛するあなたから
愛されるということは
こんなにもありがたく
そして
とても勿体ないものだ

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[2020/06/07 11:06] | いわろうの恋愛詩集 | トラックバック(0) | コメント(0)

夕暮れの散歩道