団塊世代いわろう恋愛詩集 2020年02月

団塊世代の＜いわろう＞の恋愛詩集です。人生は一度しかない! されど、人生における恋愛は一度ではない！恋愛は逝くまで現役だ！

今日の午後
突然逢えることになって
あなたとS街を
お互い笑顔で闊歩したね

あなたはぼくの
ぼくはあなたの
ただ顔を見ているだけで
充分に幸せになれるんだよ

チッヨと早いホワイトデー
だし
随分遅くなった誕生日プレゼント
二人して探したけれど
あなたのお気に入りに
巡り逢えなくて
あなたにプレゼント
できなかったけれど
二人して選ぶ愉しさ
今度まで取っておこう

行き交う人に
目もくれず
乗り換え駅も
忘れるほど
あなたのことを
見つめていたぼく

ぼくって
本当の本当に
あなたに
いかれてしまっている

[2020/02/29 06:49] | いわろうの恋愛詩集 | トラックバック(0) | コメント(0)

不自然だよ

独りでいるとき
あなたのことを
思い浮かべ始めると
苦しくなる
愛おしくなる
叫びたくなる
そして
泣きたくなる

こうして
離れているのが
不自然で
不健康で
いままでに
逢ったときの
あなたを思い浮かべては
泣きたくなる

逢いたいよ
抱きしめたいよ
可愛いあなたが
勝手気ままで
どこかにいるなんて
やっぱり
不自然だよ
こんなに
恋い焦がれているのに
泣きたくなる

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[2020/02/26 06:53] | いわろうの恋愛詩集 | トラックバック(0) | コメント(0)

ぼくを酔わせる

引き寄せた
あなたの項から
立ち上る
温かいあなたの香りが
ぼくをしきりに酔わせる

腰にかけた右手は
あなたの臀部を
強く抱え込み
左の手は廻した
あなたの背中を通りすぎ
あなたの左胸辺りに
届こうとし
柔らかな乳房を
弄ろうとする

そんな激しい抱擁も
ぼくのあなたへの
愛情のほんの一片でしかない
囁く愛の言葉もまた
ほんの一片でしかない

あなたを突き抜けるほどの
男の欲情もまた
ぼくのあなたへの
愛情のほんの一片でしかない

あなたへの愛は
始まりばかりで
どこまでも
終わりのない
遥かなる旅路のようで
最終章のない長編小説のようだ

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[2020/02/24 14:11] | いわろうの恋愛詩集 | トラックバック(0) | コメント(0)

不変な筈の時空なのに

あなたとぼくが
共有する時空は
日毎に変化している

その時の流れは
日毎に早く流れ
その空間は
日毎に限られてくる

不変である筈の
時空という物理量は
あなたとぼくの
恋愛の感情とは
どうも
反比例しているようだ

もう少しだけでも
一緒にいたいと
もう少しだけ多く
逢いたいと
思えば思うほど
あなたという女（ひと）が
遠ざかるようだ

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[2020/02/23 10:22] | いわろうの恋愛詩集 | トラックバック(0) | コメント(0)

動き出す

春つげ鳥のひと声が
小さな森蔭から
聞こえる

ふくらみかけた蕾は
もうすぐ春だよと
囁いてくる

そんな朝の
愛犬との
散歩のころ
ぼくの中にいる
あなたが
おはよう！って
動き出してくる

新しい空気を
いっぱいに
吸い込んだ
早春の朝には
爽やかなあなたが
お似合いだ

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[2020/02/21 14:51] | いわろうの恋愛詩集 | トラックバック(0) | コメント(0)

溶け合う

ぼくはあなたを
あなたはぼくを
通して
人として生きてる
喜びを知り
その喜びを
分かち合える

あなたのこころと
ぼくのこころが
出逢い
ひとつのこころに
溶け合う喜びがある

人が愛し合う
と言うことは
そういうことなんだ
そんな確信を強くした

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[2020/02/19 06:42] | いわろうの恋愛詩集 | トラックバック(0) | コメント(0)

あなただったような・・・

今日の午後
あなたはぼくと
すれ違わなかったかい

ほら
あの賑やかな
商店街を通り抜けて
住宅街にさしかかったとき

息弾ませて
駅の方から
駆けて来なかったかい

ぼくに
大方ぶつかりそうに
なったじゃないか

今日の午後だよ

ぼくは仕事の
途中だというのに
あなただ！
と思ったから
すれ違ったその女（ひと）を
思わず振り返り
追いかけようとしたんだ

そんなはずがないと
思うのだが・・・
あなただったような・・・

今日の午後だよ
今日の・・・

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[2020/02/17 07:32] | いわろうの恋愛詩集 | トラックバック(0) | コメント(0)

贅沢なことだ

そもそも
ぼくは
おしゃべりの方だった
あなたと知り合うまでは
だが

どうだろう
あなたと知り合ってから
ぼくはあなたの話に
聞き入る方が多くなった

社交的で
活動的で
進取な気性に富む
あなたは
話題が豊富だし
また
話が上手い

惚れた女の
上機嫌なお話しを
ゆったりと
聞いているなんて
とても
贅沢なことだ

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[2020/02/15 11:29] | いわろうの恋愛詩集 | トラックバック(0) | コメント(0)

唇を奪う

ベットに
横臥したぼくは
見上げたあなたの頬の
柔らかい曲線を掠めて
見隠れする
可憐な雪割草のような
あなたの唇を追う

あなたは
一生懸命ぼくに
何か話しくれて
いるのだろうけれど
ぼくにはわからない

いや
そうじゃない
もうなにも
聞こえていないようだ

あなたの腰に
廻したぼくの片方の手は
もう行き場を決めている

引き寄せたあなたの
華奢な下顎は
ぼくの右の手の中で
自由を奪われ

その
可憐な雪割草は
ぼくの口づけを
待つしかない

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[2020/02/11 08:42] | いわろうの恋愛詩集 | トラックバック(0) | コメント(0)

朝のメール

眠気眼で開いたPC画面から
あなたのおはようメールを
見つけたとき
今日の新しい新鮮な空気が
ぼくの身体を
心地よく通り抜ける

まるで
久しぶりに
あなたのもとへ
あなたを迎えに行ったとき

ぼくの車の助手席に
乗り込んで来るあなたの
少しの気恥ずかしさを含んだ
清涼感いっぱいの笑顔に
出逢ったときのようで

とても心地よくて
好きだ

あなたが
輝く眼差しで
なにから話そうと
ぼくに最初の言葉を
まさに切り出そうとしたときに
見せる
あなたのあの可愛らしさに
出合ったときのようで

とても軽やかで
好きだ

「気をつけて行ってらっしゃい〜」
のあなたの踊るその文字目がけて
思わず
「行って来ま〜す」
って応えてしまう

とてもとても
爽快で
とてもとても
素敵な朝になる

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