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団塊世代の<いわろう>の恋愛詩集です。人生は一度しかない! されど、人生における恋愛は一度ではない!恋愛は逝くまで現役だ!


もうすっかりと
開かれたあなたの躰を
暗がりに慣れた眼(まなこ)で
ぼくは
思う存分味わいながら
男の身支度をしよう

楚々としたあなたの
女の溜息を
微かに聞きながら
熟れた果実を
頬張るように
あなたの
両の乳房を思い切り
音をたてて頬張ろう

ぼくの両手は
あなたの髪を掬って
その後頭部を抱え
ぼくの顔面に
強く引き寄せては
深い接吻を交わそう

そしてさらに
ぼくがこよなく
好むあなたの
その唇を起点として
身体中を
愛撫し尽くそう

行きつ戻りつ
背筋に項に額に
耳朶に股に臀部に
腕に爪先に指先に
そしてそして

いつしか
あなたの女の芯は
愛液で満ちあふれ
ぼくをとことん
誘惑する

その誘惑に
勝てる老獪さを帯びた
強靱な意志は
まだまだ
ぼくには備わっていないようだ

あなたの誘いの言葉に
軽々にも
乗ってしまう




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あなたとぼくの関係は
家族はもちろんのこと
お互いの
友人、知人の誰一人として
知らない

世界中で
あなたとぼくの
たった二人しか知らない

それはそれでいいことなんだけど
すこし寂しい気持もする

だって
あなたのことや
ぼくたちの
愛の素晴らしさや
愛し合うことで
お互いが手にできることの
数々を
伝えたいんだもの

それが
出来ないなんて
やっぱり
ちょっと寂しいことだよ





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この
軽い筋肉痛と
疲労感で
いつものように
昨夜の営みを
反芻する

小窓から入りこんだのか
梅雨の中休みの
からっとした風が
瞼を閉じたぼくの顔を
心地よく撫でて通過する
お昼どき

腰掛けたぼくは
左の人差し指で
唇を二度三度撫でながら
微睡んでいる

昨夜の
あなたのすべてを
思い出しながら




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溶け出してしまう

ぼくの躰が
あなたの躰に
触れた瞬間
そんな恐れを
感じるほど
ぼくは興奮していた

あなたの衣類を
取り去る
もどかしさは
ぼくを
より一層
興奮させる

あなたの女の芯を
優しく激しく
緩やかに
軽く
そしてまた
滑らかに
愛撫しながら

自分の心臓の
鼓動する音が
明かりを絞った
二人だけの部屋に
響いているような
幻聴を体験していた




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メトロの駅にのびる
ながい隧道を
ぼくたちは
若い恋人のように
腕を組んで歩いた

このまま
何処までも
目的地の
メトロのホームに
辿り着けなければいいのに

そんな
お伽話を
ぼくは独り
愉しんでいた

あなたは言った
夜になると
大っぴらに
腕が組めるからいいね

あのとき
ぼくも
あなたの腕を
手繰り寄せながら
同じことを思っていた

そして
このまま
夜の大都会の
深い隧道が何処までも
何処までも
続いてほしいと
思っていたんだ




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郊外へ向かう私鉄沿線に
あの古ぼけた喫茶店は
ぼくたちの想い出を
宿したまんま
まだあそこにあったね

お昼にはまだ
少し早かったけれど
ぼくたちは
思い出の
ジャワカレーを
食べながら
三年前の二人に戻っていた

辛さに弱いぼくが
顰めっ面で
そのカレーが
辛いって言ったら
あなたは無言で
嬉嬉とした
柔らかな笑顔を
ぼくに返してくるばかりだった

来年も
あの古ぼけた喫茶店へ
行けたらいいね

なんせ
ぼくたちが巡り逢えた
大切な記念館なんだもん




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目覚めると
至近距離に
あなたの寝顔がある

軽い寝息をともなう
あなたの寝顔を
一頻り眺め

ぼくの足に絡まった
あなたの左足を
両手で
丁寧に
そして
静かに解いて

眠り続けるあなたを
確認して
ひとり
ベッドを抜け出す

傍らのソファーに腰掛けて
グラスの底に残った
ぬるくなってしまったビールで
渇いた喉を濡らしながら

薄明かりに浮かぶ
あなたの寝顔を
離れたところから
目を凝らして
また暫く眺める

そんな風にして
久方ぶりの逢瀬の
激しかった
愛の語らいの余韻を
愉しみながら
微睡の中
あなたの魅力に
酔いなおしてみた





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いつも、「団塊世代いわろう恋愛詩集」を、お読みいただきまして、ありがとうございます。

このたび、アマゾンから、電子書籍版が発刊されました!あわせて、お読みいただければ幸いです。


表紙_決定

アマゾンで、お読みいただけます。
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こちらからどうぞ!



携帯であなたと
あしたの約束をする

逢う場所は
時刻は
着て行く服は
何処へ行こう

メトロのあの駅で
ホームの端だね
先頭の車両のところ
10時半頃にしよう

時間が不確かだから
出がけに
ぼくから
メールするから

着てくる服は
ぼくの好きな
あの鶯色のタンクトップに
グレーのGパン
それに
濃紺のキャップに・・・

そうだ
わたし
白の薄手のジャケットを
引っ掛けて行くわ

また着て行く服に
悩んでいた
あなたは
ぼくに決めてもらって
こころから安堵したように

よかった!って言った

まるで
子供の頃
心弾ませた
遠足の前日のように
ぼくたちは
心を踊らせながら
話し合った

ぼくはぼくで
よろこびながら
あなたのよろこぶ様子を
想像しては
倍のよろこびに
浮かれていた




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プロフィール

磐田佐武郎

Author:磐田佐武郎


<いわろう>こと磐田佐武郎
です。72歳ですが、恋愛は
現役です。10年余書きためた
<恋愛詩集>をここに、
公開させていただきます!

1000編近くあります。
おつきあいください!



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