あなたに無性に
逢いたくなったとき
あなたがぼくに
プレゼントしてくれた
ぼくの好みの香水を
取り出して嗅いでみる
すると
あなたがあたりに立ち込めるんだ
すました顔をつくろうと
あなたは唇をかみしめるのだけど
すぐさま微笑み顔になってしまう
そうなんだ
新しい朝を
迎えたときのような
あのすがすがしさを
あなたは持っているんだ
そうなんだ
そもそも
吝嗇家であったぼくを
そうでなくさせたのも
あなただし
そうなんだ
そもそも
ペシミズムであったぼくを
オプティミズムに変えたのも
あなただ
それに
壊れてしまいそうなぼくに
あしたへの推進力を
与え続けてくれているのも
あなた
あなたなんだよ
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