
あなたと巡り逢えて
もう何十年になる
ぼくにそう思わせる
あなたの存在感は大きい
容姿はもちろんのことだけど
そんな見た目だけで
愛し続けているのではない
あなた自身すら
多分気づいていない
あなたの魅力に
ぼくはぞっこんなんだ
透き通るような清涼感
あなたの性格はそんな代名詞を
ほしいままに冠することだろう
今までのように
これからも
あなたの
清らかで細やかなる
心根は一朝一夕では
創り出せない代物だ
あなたとのときを
振り返れば
いつも
愉しい事ばかりだ
でもそれも
独りよがりなのかもしれない
脆弱なるぼくの甘えが
あなたの柔らかき優しさを
知らぬ間に傷つけた事もあったかも知れない
ときには無用の涙で
あなたの頬を濡らせたことも
あったのかも知れない
あなたは本来のぼくの優しさを
さらに細やかな優しさに醸成してくれた
翻ってぼくは
あなたに
何をどれ程してあげたのだろう
ぼくは贅沢な物ばかりあなたから
戴いてばかりだったように思う
ありがとう
ぼくの前に現れてくれて
そして、ずうっと
今までいてくれて
お誕生日おめでとう!